2012年 10月 05日

CUT

CUT 2011年


イランの名匠アミール・ナデリ監督が西島秀俊を主演に迎え、
殴られ屋をして金を稼ぐ売れない映画監督の映画への愛情を描き出す。


ある日秀二は兄が借金のトラブルで死んだという報せを受け、
兄が自分のために借金をしていたことを知る。


罪悪感にさいなまれる秀二は、兄の痛みを分かち合い、
借金を返済するため、兄が死んだヤクザの事務所で殴られ屋を始めるが……。
青山真治が共同脚本で参加。共演は常盤貴子、笹野高史ら。



***


なんとなくレンタルしたのですがどうもみる気にならず、しばらく放置していました。
なんだかしょっぱなからどよーんと暗いのです。


以前にみた「闇の子供たち」に似ている、この感じ。
ストーリーは全く違いますけど。
なぜか軽々しく手をつけられない、そんな雰囲気。


さすがに返さないと・・と思い、他のことをしながらチラチラとみてみる。
劇中の半分以上は主人公が殴られるシーンなんじゃないかなぁ。


自分のための借金のせいで亡くなった兄のため、秀二はひたすら殴られることに耐える。
顔は変形して役者が西島さんでなくてもわからないくらい。


お兄さんと映画のために、殴られる。
「映画は真に娯楽であり、芸術である!」と叫び続ける秀二。


私は秀二のいう本物の映画はみたことがありません。
いわゆる名作と言われる、モノクロ映画や日本の巨匠達の映画。
だからかな・・・うまく感情移入もできず。


インタビューを呼んでみたら、秀二はナデリ監督そのものなんだそうです。
本当の映画好きってこういう人なんだろうな。


しかし殴られる事の意味が理解できてきたラスト30分くらいからは
ぐいぐいと引きつけられ、最後まであっという間でした。
西島さんはさすが、の演技。


どんな映画かと聞かれてもわからないしまたみたい、とも言えないけど
いろんな意味で衝撃的な映画でした。


ちなみに、「闇の子供たち」は臓器売買の話で、観終わったあと
息苦しいくらい不快な気持ちになったけど・・・


こちらはすっきりと終わることができホッとしましたー


しかし、予告編は本編と比べるとなんか軽すぎる気がします笑





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by butsuzoumania | 2012-10-05 23:54 | ★★


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